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第五回ウディコン準優勝作品『アクアリウムス』を遊んでみた

      2015/06/07

前回記事に続いて第五回ウディコン参加作品の中から面白かったものをピックアップして紹介していきます。例によって多少のネタバレあり。

今回紹介するのは準優勝作品の『アクアリウムス』。ウディコンの総評においては、正統派長編RPGと評された作品だ。その評判に違わず、オーソドックスなターン制の戦闘システムに加えて、称号コレクション、着せ替えシステム、仲間との好感度によるイベントや、クリア後特典としての強くてニューゲームなど、どこかで見たことあるようなシステムがてんこ盛りとなっており、RPGジャンルの愛好家にはうれしい作りとなっている。

アクアリウムプレイ画像1
上はコスチューム着せ替えシステムの一例。ナース服のほかにもメイド服、学生服などがある。

RPGで重要な要素といえばストーリーだが、本作品では人類の突然変異種たるイボルバーと旧人類との争いがメインに描かれている。
このイボルバーという新人類は、旧人類よりも圧倒的な身体能力および寿命を獲得しているのだが、それに加えて旧人類を捕食することでさらに寿命を延ばすことが出来るという性質を持っている。
そのため本作品の世界では、イボルバーが旧人類を管理・捕食するための施設としてアクアリウムという閉鎖空間が多数製造されており、主人公とその幼馴染である桔梗はその中の一つの出身となっている。

人を捕食する怪物と閉鎖空間というと、最近では進撃の巨人あたりを思い浮かべるが、本作の場合は開始早々に主人公たちはアクアリウムの外の世界へと脱出するため、ストーリーの大部分は旧人類の対イボルバー特殊部隊であるVEでの生活と戦いが占めることになる。なので閉じた世界の中での絶望感とか、そういったもの本作に求めると肩透かしを受けるかもしれない。

とはいえ二転三転する展開からは目が離せないものがあり、推定プレイ時間が20時間から30時間という長編RPGにも関わらず私はクリアまで一気にやってしまった。

プレイ期間が年末年始の休みと重なっていたから出来る芸当ではあるが、それもこれも本作品がRPGとして魅力的な作品であるから出来たことに疑いようはない。

ただ一点注文を付け加えるなら、本作品には属性攻撃を特定の順序で重ね合わせることにより追加ダメージを与えることが出来るスキルコンビネーションというコンボシステムがあるのだが、属性攻撃可能なスキルが限られているため戦闘がワンパターンになりがちな印象を受けたので、戦闘難易度や属性スキル追加などの調整を行えばもっと良くなると感じた。

というか、上位ジョブのアクティブスキルの微妙さに対して、パッシブスキルが強力過ぎるということもあるかもしれない。

ソードマスターの攻撃回数アップとニンジャの二刀流をマスターして、属性武器を両手に装備させてしまえば、通常攻撃だけでラスボスもワンターンキル可能だし。キャラ個別の必殺技・合体技の数倍のダメージをあっさり叩き出してしまうので、ちょっと拍子抜けしてしまった。

まぁ、上位ジョブをマスターとか全キャラ分の属性武器確保あたりは過剰レベリングの賜物のようなものなので普通にプレイする上では適正難易度の範疇なのかもしれない。そのあたりはプレイヤー次第といったところだろうか。

いずれにしてもフリーゲームとは思えないクオリティー・ボリュームの一作となっているので是非プレイされてみることをオススメします。

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