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『ギットクエスト』なるブラゲがあると聞いてプレイしてみた

      2016/03/10

先日、『ギットクエスト』なるブラウザゲームの存在を知った。

ゲームタイトルにあるギット(git)とは、プログラムの変更履歴などを記録・管理するためのシステムの名前だ。

大規模なシステムを構築する場合、複数のプログラマーが分担してプログラムを組み立てていく形式をとることが多いのだが、その時に問題となるのが、プログラムのバージョン管理である。

複数の人間が開発を行う関係上、誰がどういった変更を行ったのかという情報は適宜管理される必要がある。また、互いの変更箇所が衝突した場合は、その問題を解決してから変更点を反映させなければいけない。場合によっては変更内容を取り消して、以前のバージョンに戻さないといけない場合もあるだろう。

そういったバージョン管理に伴う諸々の労力を軽減してくれるのが、gitをはじめとするバージョン管理システムである。

『ギットクエスト』とは、このヴァージョン管理システムgitの使い方を学ぶためのブラウザRPGだ。

ギットクエストオープニング

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Gitコマンドを駆使して、敵モンスターを打ち倒せ!

ゲームを進める中で、プレイヤーは「Gitコマンド」を習得する。
(普通のRPGにおける魔法・特技のような位置づけ)

ギットクエストイベント

出現する敵モンスターには、gitを扱う上で遭遇するさまざまなトラブルを表した名前(例:間違えてAddした変更ファイル)がつけられており、それぞれの問題を解決するのに適切なGitコマンドを選択することで倒すことができる。

要するにモンスターを倒してレベル上げを行う過程で、自然とGitコマンドの適切な使い方を身につけることができるというわけだ。

単純な仕掛けだが、これがなかなか侮れない。通常では絶対覚えきれないような膨大な情報でも、遊びとして取り組めば、案外すんなりと頭に入ってくる。そして、楽しみながら覚えた知識というのは、自分でもビックリするくらい忘れにくいものだ。

 

膨大な量の情報も楽しみながらであればらくらく記憶できる

たとえば大人気ゲームのポケモン。このゲームをプレイしたことがある人にとって、あるポケモンを見て、そのポケモンのタイプ(属性)が何であるかを言い当てることは、そこまで難易度の高い作業ではない。

さらにやり込んだ人であれば、そのポケモンの種族値や覚えることのできる技の種類なども記憶していることだろう。

ポケモン廃人たちにとっては常識のように扱われるこれらの知識だが、冷静に考えると数百匹からなるポケモンそれぞれのタイプや技を覚えるという行為は、生半可な記憶力ではない。

お前らのその記憶力をもっと別の分野に活かせればなとは思うものの、それを言ってしまうと壮大なブーメランになりかねないので深くは考えないことにする。考えてはいけない気がする……。

話が脱線しつつあるので元に戻そう。

つまりは楽しみながら学んだ知識は忘れにくく、本作『ギットクエスト』もそういった効果が期待できるゲーム作品ということだ。

イベントをこなしたり、モンスターを狩ってレベルアップする過程で、自然とGitの基本知識を身につけることができるだろう。

Gitチュートリアル画面

ゲームイベント中にGitのチュートリアルが表示されたり、ゲームクリア後のスタッフロール(?)がGitコマンドの簡易リファレンスになっていたりと、いろいろと凝った仕掛けが用意されており、プレイしていて感心させられる場面が多かった。

惜しむらくはボリュームの少なさだろうか。

良い出来だっただけに、もっとじっくりと遊びたい(そして学びたい)という思いが募る。フリー作品にそこまで求めるのが酷であることは重々承知しているのだが……。

 

プログラミング・IT系の教育ゲームは今後もっと需要がでるはず!

個人的には、こういったプログラミング系の教育ゲームは今後さらに需要が出てくるのではないかと思っている。

社会の急速な情報化に伴い、子供たちのIT教育の必要性が声高に叫ばれている時代だ。そういった時勢の中で、子供たちが楽しみながら学べるプログラミング教育ゲームの需要が高騰しても、何の不思議もない。

事実、海外ではアメリカのオバマ大統領がプログラミング教育の推進を進めるCode.orgのキャンペーンに参加したり、ベンチャーキャピタルのYコンビネータが、プログラム教育ゲームの運営企業を支援したりといった動きが見られる。

こういった流れが、今後日本でも活発になる可能性は十分にあるだろう。

今後の動向に要注目だ。

 


『ギットクエスト』をプレイされる方はこちら。

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