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【フリゲ】『夜の路地裏案内』レビュー! 真夜中の路地裏でドキドキ探索!?【70点】

      2015/07/19

タイトル:『夜の路地裏案内
ジャンル:真夜中の路地裏徘徊アドベンチャー
点数:70点


夜の路地裏案内タイトル画面

「騙された!」

本日レビューするゲームをクリアしたときに感じたことだ。騙されたといっても、決して不愉快な意味ではない。読み終えたあと、「あー、なるほど。そういうことかー」という感心とともに、不思議と暖かい気持ちになれる。そんな可愛らしい「騙し」であった。

今回紹介するフリーゲームは『夜の路地裏案内』。先日紹介した『七月革命』と同じ作者の作品である。

 

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マルチエンディングな短編ADV! 『夜の路地裏案内』レビュー!

『夜の路地裏案内』は、無口で無愛想な主人公と、若干天然の入ったピンク髪ロリータが、深夜の路地裏を徘徊する物語だ。

人気の少ない路地裏。最近は性質の悪い魔女が出るとの噂もある。果たして二人は、無事に大通りへと抜けることが出来るのだろうか?

夜の路地裏案内会話シーン

淡々とした主人公のモノローグと、どこかズレた少女のやり取りが微笑ましい。

 

前作『七月革命』は、非常にハイテンポな掛け合いがメインであったが、本作の場合はどこか間延びしたやり取りが、真夜中の路地裏の静けさとマッチしていて、そこはかとなく優しい雰囲気を醸しだしている。

路地裏という舞台はホラー・スプラッタ系の作品で採用されることが多いが、本作品の場合は恐怖要素はほとんどない。むしろ非常にハートフルな作品だ。一人物寂しい夜のお供に、まったりと楽しむのも良いだろう。

 

前作との比較繋がりで、所要プレイ時間の短さについても触れておこう。

『七月革命』は一周するのに3分程度という超短編であったが、この『夜の路地裏案内』もそれに負けず劣らず短い作品だ。一周するのに掛かる時間は5分程度といったところだろう。

もっとも本作は複数のエンディングが用意されている上に、最後のエンディングを見るためには、事前にその他のエンディングを見ておく必要がある。この最後のエンディングのオチこそが、本作品の骨子といっても過言ではないので、プレイする際は、ぜひ複数回周回して、すべてのエンディングを見ることを目標にしてほしい。

 

最後のエンディングに辿り着いたとき、冒頭で私が「騙された」といった理由がわかるだろう。

 

周回必須とはいっても一周あたりのプレイ時間が短いので、すべてのエンディングを見るのにそう多くの時間はかからない。大体、30分程度もあれば、最後のエンディングまで辿り着くことができると思う。ゲームに多くの時間を割けない、忙しいゲーマーさんにも安心のお手軽さである。

 

また、本作の見逃してはいけない魅力のひとつに、UIデザインのセンスの良さを挙げさせていただきたい。前作『七月革命』のプレイ時にも感じたが、ゲームクリア後に再度本編をプレイしてみると、細々としたインターフェース・アイコンのデザインに作者のこだわり・遊び心のようなものが感じられて、思わすニヤリとしてしまった。

周回プレイの際には、ぜひUI周りのデザインにも注視しながら、プレイしてもらえればと思う。

 

『路地裏案内』レビュー総括

『七月革命』『路地裏案内』と、同じ作者さんの短編ゲームを立て続けに遊ばせてもらったが、この方の作品は、物語を作るうえで守るべき基本は忠実に守りつつも、細かい部分に作者の個性や遊び心のようなものが込められているように感じられた。

短編ゆえの物足りなさを感じるのは前作と同様だが、だからこそ、この人のほかの作品もプレイしてみたいと思えたのも事実である。

短編ADV・短編ノベルとしては、中々に完成度の高いゲームではなかろうか。短時間で気軽にプレイできる作品なので、ぜひ皆さんにも実際にプレイしてみていただきたい。オススメ!


『路地裏案内』のダウンロードはこちら。
(ふりーむの作品ページに飛びます)

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