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『kindle paperwhite 2015』の容量は何故4GBのままなのか?

   

皆さんは「紙の本」と「電子書籍」、どちらが好きでしょうか?

紙の本のほうが趣きがあって好きだという方もいれば、いやいや電子書籍のほうが圧倒的に便利でしょ?っていう方もいそうですね。

私としては「紙の本」の良さを推していきたいところですが、最近はそうとばかりも言っていられない感じです。

正直、紙の本ってスペースを取るんですよね。あと、電子書籍と比べるとどうしても割高ですし。

いや、好きな本たちに囲まれて暮らすこと自体は悪くないんです。読書好きの方には結構共感してもらえると思うんですけど、自分の好きな本たちで本棚を埋め尽くしていく行為は、筆舌し難い喜びがあります。とはいえ、それが自分の生活スペースを圧迫しはじめると流石にちょっと……と。

ガチな本好きの中には、本の山に押しつぶされて死にたいなんていう人もいるようですけど、流石にそこまでの本好きにはなれそうもないです。

そういうわけで、最近は電子書籍派への移籍を検討しています。そうなると問題になってくるのが、「どの電子書籍リーダー(あるいはタブレット)を買えばいいのか?」ということ。

そういうわけで最近は色んな電子書籍リーダーの評判を見比べていたわけです。そんな中で頭に浮かんできたのがタイトルにある疑問。

ぶっちゃけ電子書籍リーダーって保存容量少なすぎません?

本日は、この辺りの理由について個人的な考えを書かせていただきたいと思います。

 

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電子書籍リーダーの記憶容量は何故少ないのか?

一般書籍では数千冊保存可。でも漫画はたったの数十冊で容量オーバー!

先日、Kindleの最新モデルである『kindle paperwhite 2015』が発売されました。描写性能などは先代モデルよりも順当に進化しており、なかなか好評の様子。コストパフォーマンスなどを考慮すると、上位モデルである『Kindle Voyage』よりも「買い」であるとの評価が大勢を占めているようです。

このように描写能力が大幅に向上した『kindle paperwhite 2015』ですが、記憶容量自体は前モデルと変わらず4GBのまま。ちなみにKindle以外の電子書籍リーダーも同じくらいの記憶容量の商品が多いです。この容量は、文字のみの一般的な小説ならば数千冊が楽々入る容量ですが、絵がメインの漫画などでは、60冊ちょっとしか収まらないサイズです。

60冊も入るなら十分という方もいるかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。2015年7月現時点で、あの大人気漫画の「ONE PIECE」は78巻まで刊行されています。先日完結した「NARUTO」にしたって全72巻です。

こうやって見てみると、60冊しか保存できないというのは、ちょっと物足りない気がしてきませんか?

 

そもそも電子書籍リーダーは、漫画を読むことを想定していない?

読書する女の子

大きさがそんなに変わらないタブレット端末では、100GB越す記憶メモリを持つ商品も少なくないことを考えると、Kindleをはじめとする電子書籍リーダーの記憶容量が小さい理由が、技術的な理由でないことは間違いないでしょう。

じゃあ何故、最新モデルのKindleでも記憶容量は小さいままなのか?

一言で言ってしまえば、Kindleをはじめとする電子書籍は、そもそも漫画を読むことを想定して設計されていないと考えられます。

 

順番に説明していきましょう。まずKindleは、Amazonが開発した電子書籍リーダーです。そしてAmazonはアメリカの企業になります。必然的にKindleの設計思想は、アメリカ人をはじめとした欧米の方々に最適化されたものになっていると考えられます。

ここで欧米における「漫画」の位置付けについて考えて見ましょう。

日本においても漫画は子供の読み物で良い年した大人が読むべきではないという意見はありますが、欧米では日本以上に漫画は子供が読むものという風潮が強いんだとか。

その結果、「漫画を電子書籍リーダーに保存して持ち歩くことは恥ずかしい行為なので誰もやらない」=「漫画保存を前提とした大容量メモリは必要ない」という結論に達したのではないかというのが仮定その1。

この「大人が漫画を読むのは恥ずかしい~」云々のくだりは、日本と海外の漫画文化の違いについて調べているときに手に入れた情報ですが、なるほどそれなりの説得力はありそうな意見です。

ただ、個人的にはこの意見だけでは、電子書籍リーダーが漫画の存在を考慮していない理由としては少し弱いかなと思っています。

 

そこで仮定その2。

電子書籍リーダーが考慮していなかったのは漫画の存在ではなく、モノクロのイラストが沢山入っている書籍の存在ではないか。

電子書籍リーダーのディスプレイ表示には、E-Inkという技術が使われています。これによって電子書籍リーダーはタブレット端末以上に目に優しいディスプレイを実現しているわけですが、欠点としてこのE-Inkは(現状)モノクロ表示しか出来ません。

日本の漫画はモノクロ表示なので電子書籍リーダーで閲覧しても特に支障がないですが、欧米の漫画って結構フルカラーのものが多いんですよね。多分ですけど、欧米の人ってグラフィカルでありながら色がないモノに対するイメージが、日本人よりも希薄なんだと思います。

結果として、「モノクロディスプレイに表示させるモノ」=「文字」という考えによってkindleの容量は控えめに設計されているのではないかなぁ、と。

実際、文字メインの書籍ならば数千冊保存できるわけですから、漫画さえ考慮しなければKindleの容量は4GBで十分という見方も出来ますしね。

 

日本メーカーは漫画オタ向けに大容量の電子書籍リーダーを作るべき!

多分に独断と偏見が入っていることは否定しませんが、これまでの考察により海外発の電子書籍リーダーの容量が少ないことに対しては納得がいきました。

しかし、日本メーカーよ。貴方たちは何故大容量の電子書籍リーダーを作らない!?

冒頭で述べた「ONE PIECE」「NARUTO」、他にも「名探偵コナン」や「弱虫ペダル」のような巻数の多い人気漫画を、端末一台で鞄に入れて持ち運べるというのは大きなセールスポイントだと思うんですけどね。

右に倣えでどこのメーカーも同じような容量の電子書籍リーダーばかり出しているのは、個人的にはちょっと謎です。他との差別化の意味でも、どこか一社くらい大容量の電子書籍リーダーを出してみればいいのに。記憶メモリを大容量のものに変えるくらいなら、生産コストも販売コストもそこまで大きく変わらないと思いますけどね。

漫画の保存冊数に注目した比較広告とかを打てば、それなりに話題を集めると思います。特に「ONE PIECE」あたりはオタク層よりも一般層に支持を受けている作品なので、これが楽々保存出来る電子書籍リーダーというのは、結構幅広い層に「刺さる」のではないかと。

 

美麗なE-Inkディスプレイで目が疲れない!
漫画をそんなに読まない人であれば、コスパ最強の電子書籍リーダーだと思います。

 

大量の漫画を電子書籍として持ち歩きたいという人は、現状はタブレット端末に一択でしょうね。ただ、E-Inkのカラー版も開発が進んでいるようなので、これの普及と同時に電子書籍リーダーの大容量化が一気に進む可能性はあると思っています。今後が楽しみです。

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