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【フリゲ】シューティング+パズルゲー?『ムラサキ』をプレイしてみた【80点】

   

タイトル:『ムラサキ
ジャンル:爆発パズル物理アクションゲーム
点数:80点


『魔王物語物語』や『いりす症候群!』を手掛けたカタテマが贈る、新感覚パズルアクションゲーム。

それが『ムラサキ』だ。

 

ムラサキ画像

本ゲームの操作キャラは2人。画像左側に見える青い衣装が涼しげな「海浬」と、右側に位置する厳しい目付きがクールな「皐月」がそれにあたる。

本作品をプレイする際には、彼らのどちらか一人を自機として操作することになる。

海浬の方は移動速度が遅い代わりに射程が広く、初心者にも扱いやすくなっている。

一方の皐月の方は、射程が短い代わりに高機動。扱いがややピーキーではあるが、上手く使えば高火力をたたき出すことも出来る上級者向けの機体となっている。

 

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ブロックを連鎖させて弾幕を一掃!? 爽快感抜群の新感覚アクション!

ムラサキ画像

実際に『ムラサキ』をプレイしてみた様子が上の画像だ。

一見すると2Dスクロール系のシューティングゲーム、特に『東方プロジェクト』などに代表される弾幕シューティングと呼ばれるジャンルのゲームに似ていると感じる人が多いかもしれない。

確かに『ムラサキ』には弾幕シューティングゲーム的な要素も多分に含まれている。作品世界観が和風チックなことも含めて、私自身も初めてみたときは「東方クローン系のシューティングゲームかな?」と思ったくらいだ。

しかし、この『ムラサキ』のゲーム性の本質は、いわゆる弾幕シューティングのそれとは一切異なる。本作品のゲームジャンルが「爆発パズル物理アクションゲーム」という、「弾幕」という単語も「シューティング」という単語も一切入っていないことからも、その点は明らかだろう。

その辺りについて、これから説明させて頂く。

 

『ムラサキ』のゲーム性を語る上で、まず抑えておかなければならない点は、敵の弾幕をこちらのショットで打ち消すことが出来るという点だ。

弾幕シューティングというと、敵の圧倒的な弾幕をギリギリのところで避けていきながら、反撃の隙をうかがうというようなイメージを持たれている方が多いかと思うが、本作『ムラサキ』の場合は、いかに避けるかではなく、いかに「打ち消すか」が重要な点となっている。

もっとも自弾を使って敵の弾幕を打ち消せるだけならば、そこまで目新しいシステムというわけでもない。それだけならば、『ムラサキ』は一般的な弾幕シューティング以上にも以下にもなりえなかっただろう。

 

『ムラサキ』が一般的な弾幕ゲームと一線を画すのは、今から述べる連鎖・誘爆システムによるところが大きい。

この作品では、ステージを進めて行くと一定間隔で「ブロック」と呼ばれる物体がポップする。このブロックを打つと、ブロックが弾かれた後に爆発する。この際、爆風の範囲内に存在する敵弾は打ち消される。

重要なのはここから。この爆風の範囲。ブロックを連鎖・誘爆させることで拡大することが出来る!

 

ムラサキ画像

上の画像の半透明の赤い円が爆発の範囲。連鎖数はそれほど多くないが、それでも画面四分の一程度の敵・敵弾を打ち消しているのがお分かり頂けると思う。

連鎖数が増えるにつれて、爆発範囲は加速度的に広がっていくので、うまく連鎖を繋げれば画面上にある全ての敵弾を一掃するなんてことも可能だ!

自機・敵弾・ブロックそれぞれの位置関係が絡んでくるので、大規模な連鎖を意図して起こすことは中々難しいが、それだけに上手く決まったときの爽快感はひとしおである。

また、この連鎖・誘爆システムにより、本作品では敵や敵弾を撃たない方がいい場面というのが度々やってくる。もちろん、敵の弾幕全てをそのまま残していては、こちらが身動きを取れなくなってやられてしまう。その辺りの限界値を見極めつつ、いかに連鎖を狙っていくか。こういった駆け引きも『ムラサキ』固有の魅力と言えるだろう。

 

まさに「爆発パズル物理アクションゲーム」という表現がしっくりくるゲームである。

 

ストーリーがコレクションとして提示されることの革新性!

シューティングゲーム、パズルゲーム、アクションゲーム……。
これらのゲームジャンルは、共通するある欠点を抱えている。

それはゲーム作品内に、設定やストーリーを盛り込みにくいという点である。より正確に言うならば、長いイベントを差し込むのに向いていないというべきか。

シューティングやアクションなどのプレイヤースキルが要求されるゲームというのは、プレイヤーの成長過程において少なからず反復作業が要求される。その反復作業を行う上で、長いイベントシーンというのは邪魔になりやすい。

結果として、これらのジャンルのゲームはストーリー性が薄くなりがちである。大抵の場合、ステージ開始時やボス前などの要所要所で短い会話を入れるのが精一杯といった所だろう。

ゲーム作品においてゲーム本体とは別に設定資料を添付することでストーリーや世界観を補完している例もあるが、ゲームとしての完成度を論じる上では、このようなやり方はベストとは言えないだろう。

 

その点、この『ムラサキ』という作品では、本編ストーリーをゲーム内の「コレクション」という場において提示している点が画期的だ。

このコレクションというのは、ゲーム内で特定の条件を達成した際に解放される特典のようなものだ。いわゆる、「実績」や「トロフィー」と同じようなものだと考えてもらってよい。

ストーリーや世界観説明をコレクションに隔離することによって、ステージ攻略中は純粋に攻略のみに集中出来るようになっているわけだ。

ムラサキ画像

そして、このコレクションの解放条件も実に絶妙に設定されている。

ステージクリアに併せての解放は勿論のこと、特定の動作を複数回行うことで解放されるコレクション、スコアが一定値を超えることで解放されるコレクションなど、様々な条件が用意されており、コレクションを解放しようと試行錯誤する中で自然とプレイヤースキルも向上していくような良い塩梅になっている。

 

ゲーム初心者から上級者まで満足させるユーザビリティと自由度の高さ!

弾幕ゲーム、パズルゲームと言うと難しそうに感じる方も多いだろう。

実のところ、この『ムラサキ』という作品、単にクリアだけを目指すならば、そこまで難易度は高くない。
(本編クリア後のエクストラステージを除く)

高スコアを狙おうとすると、前述した連鎖・誘爆を上手く活用しなければならないが、普通にクリアするだけであれば、適当にブロックを爆発させて行くだけで十分だったりする。

また、ボスキャラが強力な弾幕を放ってくる「決闘」についても、プレイヤーの任意で受けるか否かを決められるようになっている。

随所にプレイヤーへの選択権を与えることで、幅広いユーザー層に対応している点も『ムラサキ』の特徴と言えるだろう。

この辺りのゲームバランスの巧みさは、流石カタテマと言うべきか。

 

フリゲ2014で2位を獲得したこの名作、未プレイの方はぜひとも一度、遊んでみて頂きたい!

 


『ムラサキ』をダウンロードされる方はこちら。(Vectorの作品ページに飛びます)

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