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さよならだけが人生だ | 新聞コラム斜め読み-2013年12月3日-

      2015/05/20

『すこし愛して、ながく愛して』(サントリーレッド)。
『女房酔わせてどうするつもり?』(ニッカオールモルト)。

今日の毎日新聞『余禄』は懐かしいキャッチコピーの引用から始まっている。来秋始まるNHKの朝の連続テレビ小説がウィスキーづくりを題材にしていることを受けてだという。

余禄本文でも触れられているが、お酒のキャッチコピーというのは艶あり、笑いありの名作コピーが多い。他にもどういうものがあるのか調べてみたが、思わずウーンと唸ってしまうもの、読んでるうちにクスリとしてしまうものなど様々で結構楽しめた。

折角なので、いくつかお気に入りのコピーをピックアップして紹介したいと思う。

ケンカはシラフでするものだよ。/サントリー・オールド
私、会社なんて酔わなきゃ行けません。/サントリー・リザーブ
あんたも発展途上人。/サントリー・ホワイト
恋は、遠い日の花火ではない。/サントリー・オールド
他人という鏡に映った私は、美しいだろうか。/サントリー・オールド
ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる。/サントリー・バドワイザー

個人的には「私、会社なんて酔わなきゃ行けません」のくだりは自分自身の心境にマッチしていて好き。そうだよ、会社なんてシラフで行くものじゃないんだよ。歌いながら仕事して、昼休憩の後にはシエスタタイムが必要なんだよ。ネクタイは首じゃなくて頭に付けるのが正しいジャパニーズサラリーマンスタイルなんだよ。

割とまじめにそれ位ユルい社会のほうが幸せだと思うんだけどなー。

あぁ、あとお酒で名文といえば井伏鱒二訳の『勧酒』なんかも外せない。

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

『勧酒』/井伏鱒二

で、この詩を紹介したからには、寺山修二のこの詩も紹介しないわけにはいくまいて。

さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなはるかな地の果てに咲いている野の百合何だろう
さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば 建てた我が家なんだろう
さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
さよならだけが人生ならば 人生なんか いりません。

『さよならだけが人生ならば』/寺山修司

さ、今から一杯やりますか。

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