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秘密保護の聖域と自由貿易の聖域と | 新聞コラム斜め読み-2013年11月27日-

      2015/05/20

26日夜、特定秘密保護法案が賛成多数で衆院を通過した。マスメディアにとっては相変わらずこの法案が頭痛の種のようで、各紙の社説・コラムなど覗いてみると批判的立場でこの本件を取り上げている記事が多い。

一部を抜粋してみると、朝日新聞『天声人語』では、戦後レジームからの脱却を掲げる政府与党の急進的な立場を『そう、これは革命なのだというのなら、保守の看板は下ろした方がいいのではと申し上げるほかない。』と揶揄、また毎日新聞『余禄』では先日の地方公聴会での意見を省みない今回の強行採決に対して『言論の自由を脅かす法案が、言論を軽んじる立法府によって成立させられるとすればたまらない。』と切り捨てている。

ここで私個人のスタンスを述べておくと、国家の安全保障を考えれば情報保護関連の法律やスパイ防止関連の法律は必須と考えているため、今回の特定秘密保護法案に関しても概ねで賛成の立場である。
その一方で、『特定秘密保護法案』としておきながらも、特定が何を指しているのかが不鮮明で、何に対してでも適用可能なイメージを与えてしまっている現状は好ましくないと考える。

まぁ、いずれにしてもメディアが騒いでいるほど本案件に対して関心を持てないというのが正直なところだし、恐らくは政治家・マスメディアを除いた大部分の国民は同じような感覚なのではないだろうか。白でも黒でも右でも左でもなくというような感覚で、本法案の成立を見ていたのではないかと思う。

特定秘密の指す内容といい、議論の行方といい、メディアと大衆との関心のズレといい、何から何までふわふわとして掴みどころのない一件だったように感じる。この状態こそが特定秘密保護法案の狙いなのだとしたらある意味感心させられるが。

興味の持てない話題はひとまずこのあたりにして、日経新聞『春秋』よりTPPに関する話題を一つ。

北海道の浜中町農業協同組合。こちらはあのハーゲンダッツに使われている牛乳を提供しているそうだ。他の農協や乳業メーカーの支配を離れ、徹底した品質追及の賜物だろう。

その品質は日本国内よりも乳業大国ニュージランドで広く知られているという。日本の乳業家とニュージランドがタッグを組む日も近いかもしれない。

安い輸入品と競うのでなく、よいものを高く売る

TPPにおける農業の位置づけといえば、外国の大量生産品からいかに保護するかという聖域論が主流だが、こんな力強い発言を出せる農協があるとは。

既得権を守るために奔走するもの。新たな市場を求め世界へ躍進するもの。
聖域といっても、その実態は立場により様々なようである。

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