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台風30号について | 新聞コラム斜め読み-2013年11月12日-

      2015/05/20

台風30号の直撃を受けたフィリピンの被害状況が徐々に明らかになってきた。直撃当初は死者100名超などと言われていたが、詳細な情報が入るにつれ、犠牲者の予測数は増加を繰りかえし、今となっては1万人を超えるとの報道も出てきている。痛ましい数字である。

中でもフィリピン中部レイテ島の被害は深刻なようだ。被災者たちの救援・支援が思うように進まず、食糧を求めた略奪行為なども発生しているらしい。このまま支援の遅れが長引けば、飢餓や感染症の蔓延などで、更なる被害が出ないとも限らない。

本日の各紙コラムでも、この憂慮すべき事態について執筆されているものが多い。

毎日新聞『余禄』では、嵐に遭遇したた艦船の乗組員たちの混乱を描いた映画、『ケイン号の叛乱』のモデルとなった遭難事件を紹介から入り、そこから今回の台風によるレイテ島の被害について言及。台風や地震といった自然災害のリスクを共有する島国同士の連帯を求める一文で結んでいる。

日本経済新聞『春秋』でもレイテ島の台風被害について記載している。こちらは太平洋戦争中のレイテ島の戦いを引き合いに、レイテ島と日本との関係性を強調。日本が培った自然災害に対するノウハウを活かした支援を行うよう提案している。

産経新聞『産経抄』も大戦中の日本とレイテ島の関係から今回の災害被害の話に入る構造は共通している。ただし、こちらはレイテ島の戦いで戦死した牧野中将のご子息の話が組み込まれていたり、日本とフィリピンの繋がりのひとつとして中国という共通の脅威が存在する点を挙げるあたりは、産経新聞のイデオロギーが強く出たコラムといったところか。

いずれにしても尋常でない被害をもたらした台風30号。聞いたところによると、台風31号がフィリピン沖に発生する可能性も出てきているようだ。心配は募る一方だが、被災された方々の救援と震災からの一刻も早い復興を願うばかりである。

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