黒色ワナビーの住処

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生と死の狭間で因果に抗う!『Margikarman ItoA』を遊んでみた!

      2016/03/13

ここ最近はフリゲ三昧な日々を送っています。kurowana256です!

本日紹介するゲームは生と死の境界で様々なドラマが交錯するスタイリッシュなRPG、『Margikarman ItoA』です。

マージカルマン画像

「硲様は既に亡くなられています」

見知らぬ空間、見知らぬ女。突如として告げられた衝撃の事実。
突然、自らの死を告げられた硲幸丞(はざま こうすけ)だが、幸丞自身には自分が死んだという自覚が一切ない。

聞けばこの世界は生に執着する死者が集まる「挟間の世界」だという。幸丞は何故死んだのか。そして幸丞がこの「挟間の世界」に囚われている理由とは?

現世とあの世の境に位置する「挟間の世界」で幸丞は何と出会い、何を知るのか。

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本作品は死者である主人公たちが生と死の挟間で自らの死を受け入れる、あるいは自らの死に打ち克つことで前へと進む物語です。

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一月ごとに章が区切られていますが、時間制限というものはありません。気が済むまで「挟間の世界」と現世を行き来し、自らの運命と向き合ってください。

時間制限はありませんが、いつまでも「境界人」として「挟間の世界」に居座れるわけではありません。

「挟間の世界」は生への執着を断ち切るための一時の仮宿。いつかは旅立たねばなりません。執着を断ち切れず、あの世へと進むことが出来なかった境界人は亡者となって永遠に彷徨い続けることになるのです。

本作品ではこのような境界人に課せられた制限のことを「猶予」として表現しています。

身も蓋も無いことを言ってしまえば、従来のRPGにおけるHP(ヒットポイント)を「猶予」と書き換えただけなのですが、これが中々に上手い演出となっていまして。

本作品、主人公たちのHPは最初からかなり高めに設定されています。その一方で、HPの回復手段がかなり厳しく制限されているのです。

まず従来のRPGにおける宿屋のような施設が存在しません。お金を払って全回復というようなことは出来ないのです。

回復アイテムは普通に存在しており、雑魚モンスターからのドロップなどで入手することが出来るのですが、その回復量はごくごく微量です。とても戦闘で受けたダメージを補うことなど出来ません。(MAXHPの0.6%とか1.2%くらいの回復量しかない)

こちらのHPが高めであり、敵の攻撃もどちらかといえば控えめなため一戦あたりのダメージ量はそこまで大きくないのですが、上記のように回復手段が絞られているため戦闘回数を重ねるごとにジワジワと体力が削られていくことになるのです。

そのジワジワと削られていく体力を「猶予」と表現し、それが尽きたらゲームオーバー、すなわち「狭間の世界」に居られる期限が尽きてしまったことを表すというのは上手い演出だなぁ、と。

時間制限や回数制限などのシステム的な制約を使わずに、「狭間の世界」の一時性を表現した手腕に思わず感心してしまいましたよ、私。

ただ、この仕様を徹底するとさすがにゲームバランスがシビア過ぎます。
それに対する救済処置でしょうか。本作品では中盤に入ったあたりで「リミットレス」という自動回復アクセサリが登場します。

歩けば歩いた分だけ無制限にHPを回復させることが出来るこの装備、「猶予」や「狭間の世界」といった本作の世界観をぶち壊しかねないバランスブレイカーなのですが、作者にとっても苦肉の策だったのでしょう。

入手時に登場人物達からメタい突っ込みが入るくらいですから(笑)

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大部分のプレイヤーにとって「リミットレス」無しでのクリアは至難の業だとは思いますが、コアなゲーマーの方々には是非「リミットレス」無しでのクリアを目指して欲しいものです。

そのほうが作品世界観にどっぷりとハマることが出来ると思いますので。

この「リミットレス」の件も含め、スキルやその他諸々の戦闘バランスに関しては正直大味な部分も見受けられましたが、全体を通して非常に雰囲気のよいゲームだと思いました。

美麗なグラフィック。おしゃれなBGM。登場人物一人ひとりにドラマがあり、群像劇としても味わい深いシナリオ。随所に挟まれる小気味よいコメディパートなどなど。

様々な要素が高いレベルで成立している正統派RPG作品だと思います。

皆さんも是非一度遊んでみてください。

余談ですが、先日開催されたニコニコ自作ゲームフェス3で敢闘賞を受賞されています。
受賞、おめでとうございます。


『Margikarman ItoA』のダウンロードはこちらから。
(ふりーむの作品ページへ飛びます)

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